つくばみらい市の人権侵害を糾弾(2月5日、市庁舎)

 

平成20年2月5日

 

 平川和子を支援する上野千鶴子(東大教授)らは、つくばみらい市が中止した「離婚推進」の講演会に対し、主権回復を目指す会が、あたかも暴力的威圧を加えたとのデマゴギーを宣伝している。

 当会の西村修平代表は2月5日、支援者らとつくばみらい市庁舎を訪れ、厳重な抗議を示すと共に「抗議・要請文」を市長へ手交した。さらに、日本は言論の自由が保障された民主主義国家であり、理由なき平川和子の講演会中止には絶対反対するとの見解を伝えた。

 当会が市に対して要求した三点の謝罪・釈明について、海老原茂・総務部長はひたすら「申し訳けない」と繰り返すばかりで回答を示さなかった。

 抗議の席上、海老原部長は「講演会の再開は今現在、考えていない」と一部マスコミの「講演会実施を検討すると回答した」(毎日新聞2月2日)との報道を否定した。


概略、以下のやりとりが行われた。
西 村:威嚇・暴力で中止した報道がマスコミによってなされ、重大な人権侵害を受けている
海老原:大変申し訳ない
西 村:では、どのような救済処置を取ってくれるのか
海老原:・・・・
西 村:答えてください。市の無責任で人権の侵害を受けている。お願いします
海老原:・・・
西 村:我々は国会議員のバックアップなどない。マスコミの支援もない。
    全くの無力である。だから、適当にあしらっているのか
海老原:そんなことはありません
西 村:上野千鶴子のような東大教授とか国会議員などをを連れてくれば答えるのか
海老原:・・・・、そんなことはありません
西 村:謝罪広告の約束を何故、破るのか
海老原:総合的判断です
西 村:具体的、個別に答えてください
海老原:・・・・、総合的ということです
西 村:いい加減にして真面目に答えなさい
海老原:・・・・、申し訳ありません
西 村:我々に泣き寝入りしろというのか
海老原:・・・・
西 村:このまま終結し、引き下がる訳にはいかない。人権救済を市に求める交渉は継続する
海老原:・・・・、すみません

 
着席と同時に写真を撮るなと
言い出す海老原部長(左)
抗議文を朗読する西村修平代表
西村代表も長い沈黙にあきれ果てる
庁舎前で当会に張られた冤罪の不当を訴える
 
 
何と!庁舎に市の旗はおろか
国旗も掲揚しないつくばみらい市
  抗議に対して、快晴が続いているにもかかわらず、
上げない理由を「ロープが湿っているから」と
平然と嘘を吐く職員(左)
 
 
怒鳴られてようやく掲揚に取りかかる   その間、主権回復を目指す会の
「日の丸」が代役を果たす
 
ようやく揚がった国旗だが、腐った市の体質のせいか国旗にも元気がない
 
【抗議・要請文】
 つくばみらい市は予定していた講演会「自分さえガマンすればいいの?」(講師・平川和子)を中止した。 主権回復を目指す会は平川和子の主義・主張には反対の立場を取るが、彼女の言論を主張する講演会 を理由なきままに「中止」させることには断固として反対する。

 我が国はシナ・中共、北朝鮮と異なり言論の自由が保障された民主主義国家である。
「公序・良俗」を犯 さない限り、多様な言論の主張が保証されている。
 市は中止であるならば、説得力ある理由と根拠を市民に提示すればいいだけである。しかしながら、理由 と根拠を示さないまま「市民に危害を及ぼす恐れ」などの出任せで、講演会を中止するべきではない。平川 和子の主義・主張が離婚の勧めという超過激に気付いたのなら、彼女と異なる講師による講演会を、併行若 しくは日時を改めて行えば良いだけである。

 市の、その場しのぎのデタラメなコメントが朝日新聞などのマスコミによって日本国中に伝搬している。 市が流布した「危険を及ぼす恐れ」で、主権回復を目指す会(西村修平代表)とその支援者は「危険を及ぼ す」という看過できないレッテルを貼られ、家族共々計り知れない社会的信用の失墜を受けている。これは人 権蹂躙である。一旦は全面的な謝罪を広報紙に掲載する確約をしながら、しかも約束を反故(2月1日、海老 原茂・総務部長)にした。市と飯島市長の無責任は、通り一遍の謝罪では済まない次元に達している。

 よって以下の事項を要求する。
1 平川和子の講演会を中止にせず、相対立する主張の講演会を併せて行うか、
  日時を改めて別個に行う。
2 「危険を及ぼす恐れ」について広報紙で謝罪するとした確約を反古にした
  理由を開示すること。
3 マスコミ報道で人権侵害等の不利益を被った人々の名誉回復のため、
  市は広報紙などでもって関係者ら に深く謝罪の意志を示すこと。
以 上
 
 
 
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