不法滞在は法を犯した犯罪である。この最も至極なことが「可哀想」の感情論でもって蔑ろにされ、法律が蹂躙されている。
当会は行動派市民団体と共に、強制退去に横やりを入れる森法務大臣の「不作行為」を糾してきた。
2月3日、NPO外国人犯罪追放運動の呼び掛けに応じて「比大使は不法滞在親子を帰国させよ」との街宣を、フィリピン大使館前と六本木ヒルズ前で行った。
【侍蟻ブログ】から(平成21年2月3日)
埼玉県在住の13歳の少女、カルデロン・ノリコら不法滞在フィリピン人一家3人も、何とも無様なお涙頂戴劇を演じさせられ、彼女ら自身が「人道」「人権」という言葉に惑わされて醜態を晒すことを強いられている。
こういう事態がさらに進行すると、母国に帰りたいと思っている不法滞在外国人までが北朝鮮の拉致まがいに「日本での生活を求める」演出を強いられる事態が引き起こされかねない。いや、既に起きているのかも知れない。
カルデロン・ノリコがブラウン管で見せた「涙」が偽りのものであることに気付いている人は少なくないだろう。
日本国中がこのカルデロン一家に対する退去強制命令の猶予処分が切れる2月13日に注目している以上、彼女らの母国フィリピン政府は一家3人に速やかに帰国することを促し、母国で引き取る姿勢を示すべきである。
我らは彼女ら一家3人の「真の人権」を尊重するからこそ、平成21年2月3日、東京都港区の大使館前でこのようにフィリピン政府に求めたものである。
「法」と「履き違えた偽善的な人権」の狭間で揺れ動き、犯罪者である自らの素性、素顔を晒すことを余儀なくされている状況に黙っていることは出来ない。
速やかに母国政府が「みっともない真似はやめなさい」と制止に乗り出し、カルデロン・ノリコのみに在留特別許可が付与されて一家3人が離散することのないよう、揃って帰国するように努めるべきだ。
フィリピン大使館への拡声器を使った要請行動は、閑静な住宅街で行なわれたにも関わらず、「苦情の類は一切なかった」(所轄の警察官)という。
その後、六本木ヒルズ前に移動し、ここでも不法滞在外国人カルデロン一家の即時強制送還や外国人犯罪の追放、治安強化に関する演説活動を展開させた。