2月6日、当会の西村修平代表と槇泰智幹事が『will』編集部において支援者らと共に問題となった講演会の録音テープを聞いた。鈴木隆一ワック社長と花田紀凱WILL編集長の各氏も同席し、双方で安田浩一氏の講演内容を聞いた。
その結果、
①「ふだん人権なんて言わないくせに何をいっているのか。だけどああいう右翼たちにの背景には貧困がある」とした発言はなかった。
②「NPOでもホームレスに生活保護を申請させてその一部を取り上げるところがあるが、背後に民族主義の団体がある」等の発言も全くなかった。
③「西村修平(主権回復を目指す会事代表)にもあったことがあるが、彼はもともと毛沢東主義者。それが今では右翼になった。働いているかどうか知らないが」に該当する発言もなかった。
以上①②③を安田氏は講演会で発言していないことを双方が確認、鈴木隆一ワック社長と花田紀凱will編集長は言い訳に終始したが、西村修平代表への謝罪までは至らなかった。
テープを証拠資料として保存し、講演内容を早急に文書化することを確認した。その上で、次回の話し合いを継続すると双方で確認した。
◆以下参考
【主権回復を目指す会「声明文」】平成21年2月3日
月刊誌 『Will』はこれまで行動派市民団体とは全く接点がなかった。なかったというより、「保守」の側に立ち、ことさら我々を無視してきた。
ところが、その『WILL』が3月号で当会の西村修平代表を貶めるが如き、巧妙な誹謗を惹起させるルポを掲載している。
言わんとしているところは、「ホームレスに生活保護を申請させてその一部を取り上げるところがある。その背後に民族主義の団体があり、西村修平代表もそれに関連している」。
当会の抗議に対し、花田紀凱編集長は整合性のない返答に終始しており、到底許されるもではない。この著しい名誉毀損は、単に主権回復を目指す会の問題ばかりではなく、昨今めざましく台頭する行動派市民団体への信用失墜を意図した悪意でもあり、決して看過してはならない。
【編集長の花田紀凱(かずよし)氏との電話対応(2月4日)】
花田:安田浩一と話せばいい。西村修平と安田の関係。問題(話の中身)は安田にある。
花田:テープで講演を録音している。
西村:聞かせて欲しい。
花田:聞かせるわけにはいかない。聞きたいならば安田のテープを聞けばいい。
西村:三品 純氏のテープを聞かせてほしい。
花田:それは出来ない。
西村:あなた(花田)はテープを聞いて確認したのか。
花田:聞いていない。
西村:確認して聞くのがあなたの仕事ではないのか。
花田:私は三品 純を全面的に信用している。
西村:三品氏に合わせて欲しい。
花田:それも出来ない。
※下記参考
『will』3月号「世にも奇妙な『格差・貧困論者』たち」(三品 純)p76から昨年5月一日、首都圏なかまユニオンが開催した「第六回グローバリゼーションメーデー」でジャーナリストの安田浩一氏が「擬装請負の取材現場から」という題で講演した。
松下プラズマディスプレイの擬装請負がテーマだったが開口一番、半笑いをまじえこう語った。
「今、チベット問題で若い右翼が中国を許すなって言ってデモをやっている。ふだん人権なんて言わないくせに何をいっているのか。だけどああいう右翼たちにの背景には貧困がある」
「会場にいた聴衆たちも「アハハハ右翼がねえ〜」と大ウケ。
「NPOでもホームレスに生活保護を申請させてその一部を取り上げるところがあるが、背後に民族主義の団体がある」
「西村修平(主権回復を目指す会事代表)にもあったことがあるが、彼はもともと毛沢東主義者。それが今では右翼になった。働いているかどうか知らないが」
聴衆はまた「ガハハハ右翼がねえ〜」と嘲け笑う。ブログ上で、“我こそ憂国の士なり”とばかりにWEB上の記事を引用して書いている一部ユーザーには、私も「くだらない」と思うことがある。