晴海埠頭の警備管轄は月島署だが、ピート・ベチューン船長が入港するにあたっての我々の街宣活動に対する規制は常識を逸脱していた。
海保の船舶が入港する岸壁に陣取った我々に対し、月島警察警備課長はその地点から数百メートルも離れた建物の階上を示し、「あそこが最もよく見える場所だから移動した方が良い」「船長はここ(晴海)ではなく横浜に行く」と言った。
しかし、これはいずれも真っ赤な嘘であった。第二昭南丸は当初の地点に入港、船長も晴海で逮捕・下船した。何をして月島警察はかくも国民に向かってバレバレの嘘をつかなければならないのか。
さらに整然と抗議活動を展開する我々に移動の自由を認めず、封鎖に最大限の力点をおいた。一方ではマスコミは広い道路を自由に往来、果ては道路にケーブルを施設する道交法違反を犯しながら、我々に指摘されても知らんふりに努めた。一体これでも警察か!
早速、月島警察署の無能・デタラメ追及のため月島署へ、さらには警視庁(公安委員会)まで足を運ばなければならなかった。
なお、警視庁では公安委員会室の岡田義伯主任と松本嵩主任が対応、誠意のある応答に終始した。後日、当会は然るべき文書を提出するが、晴海埠頭と月島警察署での無能・デタラメをしっかりと報告、善処をお願いした。