要 望 書
調査捕鯨への妨害を許さない!
<オーストラリア政府はシー・シェパードに断固たる措置をとれ!>

 

駐日オーストラリア大使 アリステア・マレー・マクレーン殿

 

平成23年3月8日
主権回復を目指す会 政経調査会

 

南極海における我が国の調査捕鯨に卑劣極まりない妨害を加えた環境テロリスト集団=シー・シェパードの船2隻に、6日、オーストラリア捜査当局の捜査官が乗り込み、強制捜査を行なっている、との一報が入った。

全くもって遅きに失した感は否めないが、ひとまず、我々はこの強制捜査の措置を当然のものとして歓迎する。

だが、我々は未だに疑念を拭い去ることができない。
環境テロリスト集団に加担している、との国際世論の批判を恐れたオーストラリア政府が、対外的な「ポーズ」としての捜査を行なっているだけではないのか、という疑念である。
実際、貴国の連立与党である緑の党のボブ・ブラウン党首が、早速、今回の捜査を非難する声明を出しており、
我々は、捜査が表面的、形式的な内容に終始してしまう事態を懸念している。

IWC(国際捕鯨委員会)で認められた我が国の調査捕鯨に対するシー・シェパードの妨害は、紛れもない犯罪テロ行為であり、いかに一部のオーストラリア世論がこれを正当化しようとも、国際常識の観点から、断じて許されるものではない。

我々は引き続き、オーストラリア捜査当局、ひいては、オーストラリア政府がシー・シェパードに対して、船籍剥奪を含め、二度と妨害活動ができないよう断固たる措置を講ずることを強く要望する。

我々はこれまで、環境テロリスト集団=シー・シェパードを支援するかのごときオーストラリア政府の対応を厳しく糾弾してきたが、もとより、日豪関係の悪化を望むものではない。
日豪関係の良好な発展は、偏にオーストラリア政府の双肩にかかっている。
オーストラリア政府が国際常識に則り、犯罪テロリスト集団に毅然たる態度で立ち向かえば、日豪両国は共通の価値観に立脚できるのは間違いない。更なる友好的な協力関係を構築できるであろうし、そのような姿を願って止まない。

 
 
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