報告】外国人記者クラブ前での「反馬英九」街頭演説会
主権回復を目指す会
われわれ有志10数名は7月12日11時30分から14時
ごろにかけ、国民党主席の馬英九の記者会見会場である外国人記者ク
ラブ(有楽町電気ビル内)の前で馬英九糾弾の街頭演説会を行った。
目的は「馬英九は本日ここで、誤ったメッセージを日本国内、世界に
発信しようとしている」として、馬英九が中国の利益のために動く反
日、売台の政治家であることを明らかにするとともに、前日の歓迎会
場前でのデモと同様、日本人は馬英九・国民党を支持しないことをア
ピールすることにあった。
もちろん警備の関係上、馬英九とは直接会うことはできない。われわ
れは人通りの多いビルの裏側を陣取ったが、そうなれば馬英九はわれ
われを避けて反対の正門側から入ることになるからだ(実際にはビル
の回廊を通じて、裏門からでも正門はよく見えるため、正門横の非常
口から、予定より数分遅れて入っていった)。
われわれはマイクを握り、まず馬英九が靖国神社(A級戦犯)に関し
て批判的言辞を吐いたことや、尖閣の領有を主張し続けていることを
糾弾した。そしてまた、今ある日台関係を破壊し、中国の嫌がるもの
から中国の喜ぶ日台関係を求めていることを糾弾した。
中国の脅威に対抗するため日米との同盟関係を求める台湾の戦略を、
日米中との等距離関係へと変更するため、日本もその方向へと向かわ
せようとする馬英九への警戒も訴えた。
途中、本会の西村修平・副会長ら代表者二名が声明文を馬英九に手交
するため、20階にある外国人記者クラブに向かった。二人が向かっ
たことは直ちに同クラブには報じられたらしく、支配人が入室を拒否
すべく待ち構えていた。そこで支配人に声明文を馬英九に渡すよう依
頼した。
演説会には、記者会見に参加する内外の記者らも立ち寄った。また台
湾メディアのカメラも取材に訪れた(複数のテレビ局が、この模様を
放映している)。
場所は有楽町の駅前の歩道であり、しかも昼休み時間とも重なったた
め、つねに人通りが絶えず、大勢の人が話を聞き、複数の横断幕の文
字を読んだりするなど、この問題に関心を示していた。「日台関係を
守れ」という話になると、通行人がいっせいに顔を向けるのも印象に
残った。やはりこうした問題は、今後多いに提起していかなくてはな
らないだろう。日本人の多くは、やはり台湾の問題に関心を持ち、そ
れを知りたがっているのだ。
平日にもかかわらず、この行動にはせ参じてくださった皆様には感謝
したい。