高金素梅ら反日集会・デモに対する行動報告
主権回復を目指す会
■警官隊にガードされての反日集会
8月13日、我々は左翼集団が主催する「ヤスクニの闇へ/キャンドル
行動」の一環として行われる集会阻止のため、会場である日本教育
会館(東京都千代田区神保町)付近において行動を起こした。
先年、かの国際女性法廷を開いたバウネットジャパンなどが中心と
なって開催するこの売国集会は「韓国、台湾の遺族による証言」
「高橋哲也の講演」「台湾原住民楽団コンサート」等々、主に日本
の左翼が手引きした韓国、台湾の反日グループの狂宴である。前日
靖国神社の解体要求のため同神社を訪れた韓国の国会議員8人のほ
か、いよいよ高金素梅も洗脳を受けた約50名の台湾原住民ととも
に姿を現した。韓国の中学生の修学旅行団も動員され、参加者は5
00人とも1000人ともいわれた。
開会が3時であることに鑑み、我々は2時に会館前に集合した。そ
の数約10数名。ところがその時点で会館の内外では、主催者グル
ープのメンバーが我々を待ち構えていた。入り口前では、一見して
左翼とわかる表情の一団が屯していた。我々に体当たりする役割ま
で決めているなど(大阪からきたグループが担当)、意気揚々たる
ものがあったが、これはいかにも左翼的な妄想癖だ。結局彼らは何
をするわけでもなく、彼らの代わりに我々の下へやってきたのは、
地元の神田署だった。
会館は雉子橋通りに面しているが、その雉子橋通りは会館から南約
200米と北約200米の地点で警察のバリケードが設けられるな
ど封鎖体制がとられており、我々は直ちに南側の封鎖地点外へ排除
された。
靖国神社を冒涜する左翼や外国人を守り、それに抗議しようとする
我々を強制排除した警官隊に厳重抗議を行っていると、右翼の街宣
車6台が走ってきて封鎖の突破を試みた。車道中央で足止めを食っ
た6台は、その態勢のまま抗議演説を開始したが、それはやはり高
金素梅を攻撃するものが目立った。昨年の彼女の反靖国行動は、彼
らの脳裏にはっきりと焼きついているのである。
■緊迫した現場の情勢
その後我々はその場所を離れ、会館への接近を試みたが、裏道とい
う裏道もすべて警官によって封鎖されていた。そこで人通りの多い
神保町交差点で、神田署に抗議する街宣を行った。その後、雉子橋
通りの北側封鎖地点である専大前交差点(靖国通り)に移動し、バ
リケードの前で会館に向けて演説とシュプレヒコールを行った。
そ
してそこへも街宣車が多数押し寄せ、やはり演説を始めた。そのた
め会館は南北両方面から大音響を浴び、館内の主催者グループはピ
リピリしていたという。また会館に潜入していた我が方の密偵によ
ると、会館にはたびたび右翼が侵入を試みたものの、警官に阻止さ
れたという。
北側の封鎖地点も物々しい空気に包まれていた。警官隊は会館に向
かおうとする我々を一歩たりとも進ませようとしなかった。左翼た
ちは完全に警察によって身の安全を守られながら、ぬくぬくと反日
集会を開いていたわけだから、日本とはおかしな国だ。もし左翼た
ちがこの封鎖地点の光景を見たら、恐怖で腰を抜かしただろう。韓
国のテレビカメラがのこのこやってきて、傍若無人に我々を撮影し
始めたため、誰かが罵声を浴びせた。すると彼らは警官隊の後ろに
逃げ、そこから我々を挑発したため、それ以降警官隊はメディアを
排除するようになった。会館から台湾の東森テレビの記者とカメラ
も恐る恐るやってきた。誰かが中国語で「高金素梅は到着したか」
と声をかけると、警官に促され、即座に走って逃げ帰った。前日靖
国神社で我々を取材したKBS(韓国)の記者とカメラマンもやっ
てきた。そこで我々は彼らだけには安全を保証し、取材を許した。
それは日本人の怒りを韓国に伝えさせるためだ。それ以来彼らは
我々が夜8時半に解散するまで、我々に密着してカメラを回し続け
た(終戦の日の特集番組の撮影。我々は「悪玉」として格好の材料
だ)。そうした緊迫した中でも堂々とマイクを握り、高金素梅を非
難する女傑(台湾研究フォーラム会員)もおり、周りを感心させた。
■左翼たちの無気力なデモ
6時半に集会は終了し、7時半にキャンドルデモが出発した。密偵
によると会館から首都高沿いに靖国神社方向へ進み、神社を臨める
俎板橋交差点で靖国通りに入り、そこから東進し、駿河台下から北
上、左翼がお気に入りの錦華公園で解散するという計画だ。我々は
靖国通りの専大前交差点の角で彼らを待った。もちろん我々の前に
は警官隊が立ち並び、車道に近づけないようにした。
第一梯団は日本人左翼の主催者グループ約200人、第二梯団は韓
国人と台湾人(高金素梅グループ)など外国人100〜200人、
第三梯団はどこかからか動員された意識の低そうな寄せ集め日本人
100人。ほぼ全員がロウソクと「ノーウォー・ノーヤスクニ」と
書かれたプラカードを持たされ、「戦争ノー」という幼稚なコール
を繰り返す街宣車に先導され、とぼとぼ歩いた。その様は一言でい
って「しまりがない」「元気がない」「やる気がない」。一昔前の
左翼なら、社会への憎悪心や劣等感から、薄汚いハイエナのような
表情をしていたものだが、今の連中は無気力なブタにしか見えなか
った。ここに1、2名の敵が突入しただけで、隊列はたちまち総崩
れとなるだろう。
第一梯団は俎板橋から靖国通りに入ると、先導車が興奮気味に「左
が靖国神社です」とアナウンスした。そこでデモ隊どのようなパフ
ォーマンスを見せたかというと、何かをやりたいようだったが、も
ともと無気力で根性がないので、ほとんど無為のまま通過してしま
った。彼らには靖国神社は冒涜するだけの力もないと感じられた。
■おどおどする高金素梅
ところが第二梯団はすこし元気だった。なぜならそれは興奮気味の
韓国人が主体だからだ。その隊列の先頭に高金素梅がいた。ハンド
マイクを持って掛け声をかけている彼女は得意絶頂という感じだっ
たが、よく見ると左右を大勢の原住民の男たちに固くガードされ、
しかも前方の車輌の後にぴったりつく形で歩いていた。つまり日本
人の怒りを恐れて、おどおどしていたのだ。
その彼女が靖国通りに入った時点で、我が方の遊撃要員1名がその
真近に現れた。彼は警官隊の目を盗んで本隊を離脱、裏道を回って
そこで高金素梅を待ち伏せしていたのだ。そのあたりには警官は一
人もおらず、しかも車道と歩道との間にはガードレールすらなかっ
た。そこで彼は中国語を使って「高金素梅は原住民を利用する
な!」「原住民は高金素梅に騙されるな!」と大声で怒鳴りながら
高金素梅に接近した。高金素梅は仰天して声を失いながらも、一番
いわれたくないことをいわれたために激怒し、「あいつをやっつけ
ろ!」といわんばかりに指を指した。ところが原住民の男たちも一
緒になって指を指すだけで、意表を衝かれてなす術がない。そこへ
台湾のテレビカメラが向かってきた。この行動はそもそも台湾のカ
メラの前で、高金素梅に向かって演説を行い、彼女の出鱈目さを暴
露し、それを台湾国民に見せてやるという作戦だったから、「すべ
て計画通りだ」と思った瞬間、複数の私服警官に取り押さえられて
しまった。それでも彼はさらに「日本人と靖国神社は高砂義勇隊に
感謝している!」などと叫び続けたので、何とかカメラには収めて
もらえたかもしれない、といっていた。
■左翼心理の脆さを衝け
やがてデモ隊は専大前交差点に近づいた。左翼も我々の下に密偵を
派遣していたからこちらの状況は把握していた。そこで先導車輌が
「右手の日の丸の下に右翼がいます」とアナウンスした。デモ隊に
紛れ込んでいた我が方の密偵によると、この時がデモ隊にとっては
唯一刺激的な瞬間だったという。参加者の間では恐怖で動揺が起こ
り、「怖い」「いや奴らは10人ぐらいだから大丈夫だ」といった
会話が盛んに交わされたという。
これに対して我々は歩道から、「デモをやめろ」といったような声
をかけた。この時警官からは拡声器の使用を禁止されていたので、
すべて肉声だった。ところがこれが予想以上の効果を生んだのだ。
デモ隊は恐怖のためか、単に無気力なだけか、黙ってこちらを見な
がら通り過ぎていく。「育ちが悪いから左翼になるのだ」とからか
われても、一同じっと黙ったままだった。何人かは食ってかかって
きたが多くは韓国人のようだった。挑発してくる一人に、「戦争に
反対なんだろう」というと、黙ってしまうという面白い場面も見ら
れた。
ところがそのなかで、三人の人間が警官隊に制止されながらも我々
に執拗に食ってかかってきた。後でわかったことだがこの三人こそ
が、この日の反日行動の立案者、つまり中核の人間たちだったのだ。
彼らはもともとこのような大げさな行動を行って「大成功」させ
(警察に守られているから、最初から成功するに決まっている)、
自分たちの力を誇示しようとだけ考えていたのだから、日の丸を掲
げた人間たちに騒がれたことで、面子が大きく潰されたのだとい
う。つまり売国奴に寛容な日本社会のなかで、これまで自己アピー
ルでやりたい放題だった彼らの脆い部分を、我々によって衝かれて
しまった形となったのだ。我々は、安全な場所で「格好付け」を求
める左翼の心理を弁えた上で、彼らに教訓を与えることも目的の一
つとしていたため、その点はまずまず成功だったといえるだろう。
警官隊に囲まれたなかでの、わずか10数名の勢力にすぎない我々
でもこの「戦果」だ。もし彼らのような売国行為、英霊冒涜行為を
断固許さないという気概が国民の間に広まっていたなら、彼らはこ
れまでのような好き勝手な反日活動はできなくなるのだ。我々はこ
の一点を強く訴えたい。
ちなみにある右翼団体は拡声器を使い、堂々たる口調で「我々は靖
国神社の英霊をお守り申し上げる」とデモ隊に向けて話したとこ
ろ、デモ隊はしゅんとしてしまったという。至誠を以ってすれば、
不純な根性の持ち主は、なす術を失うものなのである。
■同志が逮捕される
なお我々の同志である槇泰智君は、単身集会会場に入って傍聴しよ
うとしたところ、主催者側から「不退去」として告発され、神田署
員に引きずり出され、その後逮捕された模様だ。これを受け我々
は、二度にわたって神田署に赴き、槇君の不当逮捕に抗議し、即時
釈放を要求した。左翼の卑劣な告発を受けて逮捕を決めた神田署の
姿勢こそ、愛国と売国の区別もつかない今日の日本人の堕落を象徴
するものである。
我々は槇君が保釈されるまで、神田署に対して抗議を続行する。