声明文

<安倍首相の自虐史観を糺す>

平成18年10月4日

主権回復を目指す会 代表・西村修平

東京都世田谷区太子堂2-24-8-203

「我が国は植民地支配と侵略によって、多くの国々、とりわけ、アジア諸国の人々に対し、多大の損害と苦痛を与えた」(安倍首相、平成18年10月2日の衆院本会議)


  大東亜戦争当時、アジアにおいて独立した国は日本、タイ、シナ大陸のチベットなどしかなかった。日本がアジアで戦った相手は欧米植民各国であって、断じてアジアの国々でない。これは歴史の真実である。日本軍に抵抗したのは、欧米植民地主義者の番頭、代理人として采配を振るっていたシナ人華僑達で、アジアの民ではない。
  アメリカ(フィリピン)、イギリス(インド、ビルマ、マレーシア、シンガポールなど)、フランス(ベトナム)、オランダ(インドネシア)、ポルトガル(東チモール)どなどが、数百年に及ぶ欧米のアジア植民地図だった。
  タイのククリット・プラモート元首相は、「日本のお陰で、アジア諸国はすべて独立した。日本というお母さんは、難産して母体を損なったが、生まれた子供はすくすくと育っている」と。
  インドのラダ・クリシュナン大統領は「インドが今日独立できたのは日本のお陰であり、それは一人インドだけでなく、ベトナムであれ、カンボジアであれ、インドネシアであれ、旧植民地であったアジア諸国は、日本が払った大きな犠牲によって独立できた」と感謝を述べている。
  マレーシアのガザリー・シャフェー元首相は「大東亜戦争は、私達アジア人の戦争を日本が代表して敢行したものです。アジアの希望は、欧米各国の植民地体制の粉砕だった」と。
  モハメッド・ナチール((インドネシア元首相)、アラム・シャハ(インドネシア元副首相)、モハメッド・ナチール((インドネシア元首相)、ホーチミン(ベトナム元国家主席)、バー・モウ(ビルマ元首相)、J・R・ジャワルナダ(スリランカ元大統領)
などなど・・・、並べて大東亜戦争の世界史的意義である植民地解放を評価している。

  ここのどこに、首相が述べる「我が国は植民地支配と侵略によって、多くの国々、とりわけ、アジア諸国の人々に対し、多大の損害と苦痛を与えた」と結論づける根拠があるのか。
安倍首相はアジアの国々が、今に至るまで欧米各国の植民地支配下にあれば良かったと言うのか。それはまるで、欧米植民主義者の番頭、代理人の言い分そのものではないか。
史実を歪めた首相の答弁は、目指すところの「美しい日本」どころか、とんでもない偽善に満ちた「醜い日本」である。
  我々国民は、次世代に首相の自虐史観を伝えるわけにはいかない。我が民族がシナ、朝鮮で慰安婦強制連行したという河野談話の嘘を受け入れる訳には行かない。安倍首相は我々国民に対し、次世代を担う子供らに嘘を教えろというのか。醜悪に充ち満ちた村山談話、河野談話を否定できずして、「美しい日本」など笑止千万の限りである。

  日本人を精神的に屈服させる核心が、シナ・中共、韓国の歴史偽造であり、村山談話と河野談話はその集大成である。これを否定し得ないことは、シナ・中共、韓国による偽造の歴史認識を、日本民族が受け入れることである。これを偽善と言わずして何を偽善というのか。次世代が、永遠に謝罪外交に縛られ、シナと朝鮮の属国になるであろう。安倍首相の答弁は「売国奴」と断言せずとも、その誹りは免れない。

  10月3日の朝日新聞は、安倍首相に対し「もう一歩踏み出しては」と、歴史認識でシナ・中共、韓国への更なる屈服をねだっているではないか。真に安倍首相を支えることは、馴れ合いのヨイショではなく、諫言である。日本人を精神的に屈服させている歴史偽造の放置は、政治家の「犯罪」なのである。側近の保守派知識人と関係者に厳しく忠告する。