<精神侵略された主権喪失の現状を認識せよ>

平成19年4月28日
主権回復を目指す会
代表 西村修平

                                     

昭和27年4月28日、サンフランシスコ講和条約の発効をもって、我が国は大東亜戦争における対外的な敗戦責任を処理した。昭和20年8月15日以降、日本は国際法を蹂躙する軍事占領下に置かれていたが、ここに真の終戦を迎え、独立国家としての主権を回復した。

 しかし、これはあくまで表向きの建前であって、周知のように終戦50数年を経た現在の日本は、シナ・中共、朝鮮などの内政干渉に屈服し続け今に至り、その惨憺たる現状は述べるまでもない。
 軍事・経済など対米関係においても然り、我々の見解は、今の日本を独立した主権国家と見なさない。本日開催される「国民集会」の趣意書に書かれているところの「第二の敗戦」は、今や現実となっている。

 今月史上最大の人権蹂躙国家にして、独裁国家・シナの温家宝首相が来日した。あろう事か安倍首相は、シナ侵略主義者の温家宝に国会演説の場まで提供した。その挙げ句、温家宝の日本への戦争責任追及に「歴史に残る素晴らしいものだった」(朝日新聞)と持ち上げ、精神的恭順の意を示した。精神奴隷は安倍首相ばかりでない。歴史偽造を強要する我が国への高圧的説教に、議場からは誰一人ヤジ一つさえ飛ばさず、神妙に聞き入るばかりか拍手までする始末だ。民主主義国家の我が国会が、独裁国家・シナ・中共の全人代と化した。政権の中枢から社会の末端まで、シナの精神侵略に犯された末期的症状と言わざるを得ない。主権の欠片さえ無くした現実である。

日中友好という精神侵略にまみれた安倍政権の誕生と温家宝来日は、日本がシナ・中共に併合される決定的、画期的な出来事と銘記したい。朝野をあげた止まる事を知らない対中迎合の平成19年、それはシナの精神侵略完成の記念となる年でもあるのだ。

日本民族がシナ人に飲み込まれようとする史上最大の国難である。国難であるからこそ、国士の生き甲斐のある時代である。現実の進行状況は解釈や論評に時を費やす段階ではなく「敵」に向かって反撃する段階である。保守運動の行儀の良さと訣別し、行動で以て自らの理念と言論を証明しよう。座して死を待つ訳にはいかない。(平成19年4月28日)