天安門事件関連
 
  6月1日より6月5日の間、台湾の調査船が警告を無視したまま、日本の尖閣諸島排他的経済水域内で調査活動をしていた。
第十一管区海上保安本部 TEL098-867-0118(代表)は、逐次マスコミへは情報を流していたが、NHKを含め報道関係は、この事態を軽視し全国向け報道をしなかった。
この件は6月4日の天安門事件のあったこの日に、北京や各地で不穏な動きがあれば、中国は中国人民の目を逸らすため、台湾の馬政権と北京政府が裏取引をして、台湾の調査船を尖閣諸島に進入させる両者の企みがあったと考えられる。

 同じ頃、「防衛大学校長は北京で講演」、
http://www.china-news.co.jp/culture/2009/06/cul09060203.htm
どこかで事が起これば、彼は「日本が起こした侵略戦争については、日本人として、私は他国の人々に申し訳ないと思う」と述べ、尖閣問題は両国間では小さな問題と言うつもりでいたのではなかろうか。

 彼には前歴がある。
島田洋一氏(福井県立大学教授・拉致被害者を「救う会」副会長)は、5,6年前、後輩の結婚披露宴直前の控え室で、話が拉致問題になったとき五百旗頭眞(防衛大学校長)が興味なさげに次のように語ったのを聞いている。「拉致なんて取り上げるのは日本外交として恥ずかしいよ。あんな小さな問題をね。こっちは、はるかに多くの人間を強制連行しているのに」と。
次代の国防を担う若者たちが、「拉致なんてあんな小さな」という空気のもとで教育されてはならないと思うと島田氏は語っていたという。

 「台湾の政局には変化が生じ、台湾政府は中国大陸を重視する友好合作路線を実施しているが、これで安心だ。しかし目下の台湾の指導者の支持率は下落傾向にあり、もしその合作路線が順調に行かなくなれば、陳水扁のような強烈な独立派が出現することはなくなったが、以前と同じような局面が現出することもあり得、万が一でもそうなれば、中国には不満だろう」というのが、彼の意見である。

 中国は、恐らくこれ以外にも種々の対策を立てて、天安門的事件の再発を防いだと思われるが、どさくさの尖閣奪取計画も練られていたと思う。

文責:宮内瑞生


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