五百旗頭さんは、上記月刊誌記事に全く応えないし、ネットでも「辞めろコール」一色だ。あらゆる批判からは逃げまくっていながら、仲間うちの会合（防衛学会、同窓会総会、開校祭など）では、田母神をクソミソに誹謗しているらしい五百旗頭さん。正々堂々と喧嘩できない五百旗頭さん。こんな校長で学生が防大生たることに誇りを持てるか。学生が哀れ過ぎないか。
しかし何故か、防大先輩の教職員すら現状打破に動こうとしない。

　皆さん方大多数の五百旗頭評価は、漏れ聞こえるところでは、「五百旗頭さんのナニが悪いの？」だそうですね。そしてその理由は（断片的情報から推測すると）、概ね以下のとおりと思われますがどうでしょうか。申すまでもなく、私たちはこんな考えに反対というより、吐き気を覚えます。

◇五百旗頭さんの歴史観・国家観は、政府の公式見解である「村山談話」に忠実なだけ。
　校長として政府見解に忠実なのは当然でしょ？
◇田母神更迭は政府が決めたこと。更迭に五百旗頭さんが積極的に賛成したのは防大校長として
　当然で、逆に田母神を擁護したらそれこそ問題でしょ？
◇校外活動や紙誌寄稿が多すぎるといっても、これらは就任要請時に、官邸や防衛省が積極的に
　勧めたのだから、五百旗頭さんが責められることはないでしょ？
◇国防などそっちのけで、防災に熱心なのは感心できないにしても、防大では防災くらいしか
　あの人の存在感はないのだから目をつむってあげてよ。本番（防衛出動）のことなんか、
　総理大臣以下、誰も真面目に考えていないことぐらい常識でしょ？
◇五百旗頭さんは小原台では評判悪くないよ、「御輿は軽くてパーがいい」って、喜んでいる
　教職員は多いよ。五百旗頭さんの校外活動は、みんなにとって万々歳だよ。
◇総理大臣にあれほど重用された校長はいなかったでしょ？
　また文民統制の重要性（軍は必ず暴走するから、軍から国民を守るため・・）は
　石波前防衛大臣も全く同じ認識で、防衛省改革の柱だよ。
　五百旗頭さんは政府高官からこんなに信頼されたんだよ、
　それで防大のステイタスを高めてくれたんだよ、これは評価していいと思うよ。

　夏休みが近まりました。学生たちは帰郷して、家族、同級生、友人などに会います。そうすると彼らは防大内での五百旗頭評価と、一般人のそれとがいかに乖離しているかに愕然とするはずです。
　防衛省は田母神を危険人物視して、彼から隊員を隔離するべく姑息な嫌がらせをしていますが、防衛省の外では逆に、「田母神現象」と呼ばれる熱気が彼の周りに渦巻いていて、それも半端ではありません。
　そして田母神支持派には、五百旗頭評価は田母神のそれと逆比例の関係にあります。早いはなし、田母神は愛国者で、五百旗頭は唾棄すべき売国・亡国の徒なのです。
　インターネット世代の学生たちは、「五百旗頭批判論文」（裏面）や、ネットの五百旗頭糾弾ブログなどから、実態を皆さんより深刻に受け止めている筈です。
　教職員の皆さんは、学生のこんな胸中を汲み上げていないのですか？　五百旗頭が校長として相応しくないとの思いが、少しでも心の片隅にあるのならば、学生のため、そして日本のために行動するべきだと私は思いますが、ムリなんでしょうかね、保身が先に立つ皆さんにはね。

「今年の任官拒否が予想以上に多かった」原因に、柿谷勲夫（防大６期）がＷＩＬＬ・６月号で五百旗頭校長の存在を挙げています。柿谷論文に賛同しつつ私は、五百旗頭の存在もさりながら、五百旗頭への批判ひとつできない教職員への不信のほうが、学生への影響が大きいと思っていますよ。