拉致被害者支援団体「北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会」(佐藤勝巳会長)の県組織「救う会いばらき」(松尾秀雄代表幹事)が、全国協議会から離脱していたことが3日、わかった。
全国協議会は2日、「救う会いばらき」が今年5月、北朝鮮貨客船・万景峰号の入港反対集会に「救う会」のメンバーではない暴力団や右翼団体関係者10人を参加させたとして、松尾代表幹事の全国協議会幹事としての職務を停止する処分を決定。これに反発した松尾代表幹事が、「救う会いばらき」の脱退を通告した。
松尾代表幹事は「右翼団体関係者らを参加させたのは事実。しかし、運動には国民の誰もが参加できるはずであり、納得できない」と話している。
「救う会いばらき」は、2002年3月に全国協議会に加盟。20人のメンバーが毎月1回の署名活動などを行っている。5月には水戸市内で、北朝鮮に拉致された横田めぐみさんの両親の講演会を開いた。今後も独自の活動を続けるという。 (2006年9月4日
読売新聞)
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