表題:最近つくづく思う事
2006年11月6日 無名氏
本日の産経で、正論に松本健一が載せていましたが、その中で、三島と正反対にあるも
のとして、司馬遼太郎を載せて、司馬が皇室について、書いていないのに、三島由紀夫が
天皇を中心とした日本の美を描いているのに対して、司馬が皇室と関係なく日本の美があ
ると書いていて、松本健一は、それを重く受け止めていくべきだと書いていますが、司馬
は、乃木、伊地知を無能として描いたり、竜馬が行くで、水戸学の人々を狂気の人とか西
郷軍のメンバーを薄気味悪いなど、日本人の伝統的心理と程遠く、スターリンのソビエト
を近代科学国家と描いている等、左翼と言っても良い人物です。皇室への思いも無く、戦
車で国民を轢き殺せとと言う嘘を書いたり、陸軍に偏見を持っている人物です。そのよう
な人物を中心に考えて行くとは、保坂、秦と言う反日評論家と言うよりも左翼学者を中心
に考えて行く事になります。そのような人物を高く評価したり、載せる新聞は日本の良心
を反映していないでしょう。ですので、産経はもはや保守の新聞とは言えないでしょうし、
それに頼る保守層の軽薄さを悲しく思います。
司馬を高く評価している人物として、中曽根と石原慎太郎がいますが、彼等は英霊を軽
く思い、分祀の本来の意味でなく、取り除くと言う意味の方を推進していますし、彼等の
歴史観は、保守と程遠く、憲法も今の憲法を修正するだけと言う事です。中曽根と宮澤が、
NHKの番組に、改憲派と護憲派の代表として、出ていましたが、対立するものでなく相通
じる物でした。こんなのが自民党で右派と言うのですから、舛添等の中曽根の前文に反対
した人間等は左翼です。昨年の選挙で当選した小泉チルドレンなんかは、程遠いです。あ
あいうのが、遺族会の会長や靖国神社を参拝する団体に所属していると思うと日本の未来
は、暗い様に思いました。最近、困っている人を本気で心配する人はいませんし、
見放しています。三島が描いた豊饒の海の前半の主人公の友人である本多は、本気で心配
していますし、他の作品でも夫婦が互いに思っている所があります。これが本来の日本人
であり、その心を失ってはいけないとして、一生懸命に戦って、その心に打たれた人々が
助け合い、そんな臣下を持つ日本人を滅ぼしてはならないと考えた昭和天皇の大御心があ
りましたが、今はありません。
パール博士が恐れ、三島由紀夫が予言した世界が出来上がり、自分の国を自分で守る事
が出来ずに、外国の軍隊に頼り、脅されても、非核三原則を守っていくなど、マゾ以下で
す。
こんな日本をアサヒビールの中條さんと小野田さんは嘆いていて、カルタゴの平和だと言
いましたが、その通りです。スキピオみたいに相手の事を思うローマ人がいても、カルタ
ゴはローマに滅ぼされましたし、ハンニバルと言う英雄を殺してしまう等自分で自分の首
を絞めましたが、日本の現在を見るとその通りです。外国語を勉強するのも手段でなく、
目標としてしまい、英語公用語化も現実味を増しています。日本人が日本人であるならば、
自分の宗教を持ち、自分の言葉を持ち、自分の歴史がある事ですが、今や、残っているの
は日本語だけです。これを象徴するのが皇室です。三島由紀夫が日本人の守るべきものは
三種の神器だと言いましたが、これを理解できる人物はいるでしょうか。ユダヤ人みたい
に国を失っても魂を失わずにいけるかどうか疑問に思います。
絶対に、十四柱の方々を分祀してはなりません。宗教が他国に支配されるともう亡国と
いうよりも民族消滅です。ヘブライ人の中で、北の十部族が無くなったのも、豊かさにあ
けくれて、自分達の魂を失った為に、故郷に戻れず、消滅してしまいました。馬鹿げた説
として、日本人になったと言いますが、ユダヤ教と神道は程遠く、これほど日本人を馬鹿
にしている説はありませんが、これも日本亡国の一端で、日本キリスト教化の一端です。
西欧諸国は、決して、優しい人間ではありません、狼と言えるでしょう。ああいうのを真
似していると日本は無くなるでしょう。本来の日本人が復活できるように、伊勢神宮はじ
め日本の神社を永遠に残していく事こそ、日本人の義務です。
英霊を護持することは、日本の歴史を残していく象徴だと思いますので、英霊は絶対に護
りましょう。これは、古代から現在へと続く日本人の証です。