2013/01/19
幻冬舎の言論テロ
出版倫理を踏みにじる幻冬舎の言論テロ
幻冬舎は出版倫理綱領の逸脱企業
1月13日(日)、幻冬舎から小林よしのり氏が、西村修平と「会って話し合いをしたい」という申し出があったので、大崎の『ゴー宣道場』の一室に出向いた。幻冬舎の社員は志儀保博・常務執行役員兼編集担当と大熊悠介・編集部員、この日、二人は立ち会うのみで西村修平とは名刺交換をしただけ、幻冬舎との具体的話は一切しなかった。話は小林よしのり氏とのみであった。
結論を先ず言えば
「ゴー宣道場 第15章」を批判した『小林よしのり氏に問う』と『幻冬舎へ 回収と削除要求!』に対して、同氏は謝罪の意思を示さず、一方的に回収と削除要求を拒否した。
その際、確認したことは15章の元ネタは全て「ネット情報」だった。特定の人物又は人格を表現するに当たって極めて重大な”瑕疵”であり、杜撰な仕事振りだ。しかし、それに対して同氏は指摘された点を認めなかった。「流布しているネット情報は社会常識」だとして、居直りと受け取られる姿勢に終始した。
情報の仕入れ先が得体の知れないネットという「ゴミ箱」、加工方法も非衛生的で添加物だらけ。この不良品を回収し謝罪する意思を示さなかった。
同氏はかつて、ネットが実体のない仮想空間であり、そこに埋没する危険性を指弾していたはずである。表現者としての自覚の欠如には、ただただ虚しさを覚えるだけであった。
一方、同氏の作品に対する批判と、西村修平に対する事実誤認の点を、彼はしっかりと耳を傾けて聞いた。さらに、西村修平と“桜井誠”を「一緒」にしていた錯誤を素直に認めた。これはネット情報のみに頼った錯誤であったことを認めたものであり、潔い態度だと思う。
そうした上で、同氏は次回の『ゴーマニズム宣言』誌上で、この15章に対する西村修平の言い分を掲載することを約束した。ここで『ゴー宣道場』の録画撮りで時間が無いとのことで、詳細は後日、打ち合わせの予定とした。
そうした経緯をふまえて1月14日、幻冬舎へメールを発信した。
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幻冬舎・志儀保博 様 昨日はご苦労様でした。 短時間だったので、昨日は「顔合わせ」ということで理解しました。また小林よしのり氏とは 会話を交わしましたが、幻冬舎とは全くその機会がありませんでした。 引き続き、御社との話し合いの場を早急に設定して頂きたくお願いいたします。 主権回復を目指す会代表 西村修平(090-2756-8794) |
それに対して幻冬舎から、1月16日に返事があった。これが会社役員または常識を持ち合わせている社会人からの返答かと首を傾げてしまった。
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西村修平様 ご用件は何でしょうか? わたくしが同席した先日の話し合いで、わたくしはすべて済んでいると考えております。 次回のゴー宣単行本は2013年3月末あるいは4月初旬に小社から刊行予定です。 あの場で小林さんがお伝えしましたように、西村さんによる反論のページを設けます。 字数については後日、お知らせいたします。これは小林さんと幻冬舎の一致した考えなので、とくにこれ以上、申し上げることはこちらはないのですが。 幻冬舎・志儀 |
企業の社会的責任を放棄し、「反論のページを設けます」で事を済ませる幻冬舎の無責任は許されない。幻冬舎に警告する、不良品の販売で金儲けをするな!
さらに、警告のうえに進言する。幻冬舎の社長を始め全社員は、今一度、『雑誌編集倫理綱領』(※下記『出版倫理綱領』p.373)を熟読して自らの仕事を検証したらいい。まともな知性を以てして読めば、今回の君たちの出版物が特定の人物をねらい打ちした言論テロであることは明白となろう。
【参考】『出版倫理綱領 – 日本書籍出版協会』 http://www.jbpa.or.jp/nenshi/pdf/p372-376.pdf |
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